INDEX
1. FLDフィールドフォーマットにデータを埋め込む
2. 2つ以上のParticle Advectorを同期させる


1. FLDフィールドフォーマットにデータを埋め込む

通常、構造格子のデータをAVSで読み込む場合は1つのデータファイルに対し1つのFLD フィールドフォーマットファイルを作成する必要がありますが、以下の方法でデータファ イルとFLDフィールドフォーマットファイルを1つにまとめる事が出来ます。
 1. FLDフィールドフォーマットファイルを作成します。
 2. 参照するデータファイル(file=./〜の部分)をFLDフィールドフォーマットファイル自身にします。
 3. ヘッダーの後にデータを直接書き込みます。その際行の先頭に「# 」を付けます。
 (「# 」の分だけ1行当たりの項目数が増えるのでstride、offsetを変更します。)

(例) 2次元ベクトル ー フィールドフォーマットファイル"test.fld"にデータを埋め込む場合
# AVS field file
ndim   =2
dim1   =2
dim2   =2
nspace =2
veclen =2
data   =double
field  =uniform
label  =data1 data2
variable 1 file=./test.fld filetype=ascii skip=11 offset=1 stride=3
variable 2 file=./test.fld filetype=ascii skip=11 offset=2 stride=3
# 1.0 1.0
# 2.0 2.0
# 3.0 3.0
# 4.0 4.0

※ファイルの最後には改行が必要です。

2. 2つ以上のParticle Advectorを同期させる

パーティクルアニメーションを作成する際、Particle Advectorモジュールを使用しますが 複数のParticle Advectorモジュールのタイムステップを同時に動かす事は出来ません。 以下の方法により複数のParticle Advectorモジュールのタイムステップを同時に動かす事 が出来ます。

1.Particle Advectorモジュールを2つ用意します。


2.Particle Advectorモジュールをそれぞれ左ダブルクリックします。すると以下の様なパラメータ一覧が表示されます。


3.赤丸で囲ってある部分を右クリックするとポップアップメニューが出るので、「Export Port」を選択します。
このParticle Adcevtorモジュールがマスターとなり、他のParticle Advectorモジュールに同期信号(count)を送ります。
(ここでは左側のモジュールをマスター、右側のモジュールをスレーブにします。)


4.赤丸で囲ってある部分を右クリックするとポップアップメニューが出るので、「Add Input Port」を選択します。


5.赤丸で囲ってある部分を右クリックするとポップアップメニューが出るので、「Export Port」を選択します。


6.赤丸で囲ってある部分同士を左クリックで繋げます。


7.その他必要なモジュールを繋げると最終的に以下の様なネットワーク図になります。


8.マスターのParticle AdvectorモジュールをMultiWindowAppから操作します。
(マスターのParticle Adcectorモジュールのrunをクリックするとスレーブ側も同期して動作します。)



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